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- 2009.09.24 Thursday
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アルハンブラ宮殿は、王宮、カルロス5世宮殿、アルカサバ、ヘネラリフェの大きく四つの部分からなっています。 アルハンブラ宮殿を構成する一つであるヘネラリフェについて説明します。
ヘネラリフェは1319年に建てられました。 宮殿から歩いて10分くらいのところにあり、王族の避暑のための離宮として使われていました。 ヘネラリフェはアラビア語で「天の楽園」という意味だそうです。 ヘネラリフェは離宮と庭園からできていて、宮殿から谷を隔てた「太陽の丘」の上に建っています。 かつては複数の庭園があったそうですが、太陽の丘に唯一残され、最も美しかったのがヘネラリフェだったそうです。 ヘネラリフェ内はシエラ・ネバタ山脈の雪解け水を利用した水路や噴水がたくさん設けられており、「水の宮殿」とも呼ばれています。 噴水は敷地の高低差を生かしたもので、溝を流れた水が一度小さな噴水になった後、再び溝に戻りさらに下にある大きな噴水に向かって流れていくという、水を大切にする気持ちが伝わってきます。 また、これにはイスラムの土木技術水準の高さを伺わせます。 天国にあるという水の庭園のイメージ通り、シエラ・ネバダ山脈から引かれた水は1年中、途絶えることなくこの庭園を潤します。
水をふんだんに使ったロマンティックな庭園、天空を刺すような糸杉、刈込まれた生垣、咲きみだれる草花、大小の池に噴水が上がる様子など、見所がたくさんあります。 ヘネラリフェの少し高い場所からは、グラナダの雄大な風景が広がっているのを眺めることができます。